清兵衛ノ大滝〜山ノ神渡ノ沢右岸〜雨山〜檜岳〜檜岳南東尾根

清兵衛ノ大滝には以前から行かねばと思っていた。
それと、山ノ神渡ノ沢の名前を知ってその名前に引きつけられて調べたら行ってみたくなり
相棒くんと行って来た。
 
当日は山の仲間達がユーシン泊での山行を計画されていたので、
返却しなくてはならない物があり、
「フライパンの取手」を返す目的があったのでユーシンに寄るつもりの山行を計画していた。
のですが、、、。
寄れる時間もない山行となってしまい寄らずに下山しましたwww
「行きます」
「12時前に着くかもしれない」
と、強気な発言してたのがお恥ずかしい限りで、まったくそんな余裕無しでした。
今回はご迷惑おかけしてたら大変申し訳ありません。
ここで深くお詫び申し上げます。辿り着けなくてごめんなさいでした。
 

さて、今回も寄から、くらいむおーーーん!
当日は寝坊しましたw
よってスタート時刻は8時頃。
雨山峠へ向かう登山道をスタスタ進み、沢へ降り立つと堰堤がしばらく続きます。
 対岸に渡り、清兵衛ノ沢の出合となる。
 一つ目の堰堤左から越えます。

炭窯の後でしょうか?綺麗に残っています。
 2つ目も左から越えます。
3つ目も左から。
 4つ目は真ん中の木にスリングをかければ用意に越えられた。
すると目の前に清兵衛ノ大滝がどーんと現れた。
落差60mくらい、3段くらいあるようだ。
こんな奥地にこんな大きな滝があるとは思ってなかった。

上を見上げると上段の棚が遠い。
でっかいなー。と、しばし見とれる。
少し脆い岩稜を登って釜を見ると、凍結している。
よく見ると沢の表面、細かく氷結して綺麗である。
ここから見るにはこれが限界だった。
右手の斜面も登れそうではあったが、左より草木もなく岩肌がボロボロ。
かなり怖いw
左手をもう少し木々のほうから高く巻こうと取り付いてみたが、やっぱり岩が脆くて
怖いので途中でやめた。
水量は少ないが、とても寒々しい清兵衛ノ沢大滝を見れた。
ひんやりした空気が張りつめて、この谷は寒い。
早々に次へ向かう事に。往復1時間で本流へ戻る。
 ふと沢を渡ろうとすると先程より水が濁ってる。
鉄砲水でもくるのか?と話しながら対岸の登山道へ戻る。
すると事前に調べていた鹿柵越えの木橋をすぐに発見した。
山ノ神渡ノ沢の出合を確認しようと思っていたが、
確認しないでこのまま先を進んだ。
越えてすぐ新しい木々が植林されていた。ミズナラやコナラ等が植えられていた。
この先にまた鹿柵越えのハシゴがあるので越える。
後ろを振り向くと清兵衛ノ沢大滝の場所がよくわかる。
今まであんな所に大滝があるなんて思ってなかったけど。。。
山ノ神渡ノ沢右岸尾根に取り付いた時には10:50頃だった。
やはり寝坊したので時間が遅い。
経路はしっかりと着いている。ジグザグに登って行く。
少々ガレている。
次第に沢の音がよく聞こえてきた。
誘われるままに音の方へ経路を外れて行ってみたら
5m程の滝があった。
あれ?
無名沢ですか?どこの沢だろうか?
山ノ神渡ノ沢の右岸尾根を登っているのでその隣に沢があった様子。
先がどうなってるかなんてわからないし、未熟な自分では調べられないので気になりながら、
経路へ再び戻る。
途中倒木に阻まれ、この先の経路が不明瞭になる。
今日のルート参考にしているのはイガイガさんの記録だ。
岩稜地帯へ向かうので右へ進路を取る。
ヤマレコのY-U1さんの記録だと本当はここで
真ん中の進路を取る方が安全だった様子ですが。。。
どんどんガレが酷くなり、この先も獣道が行き交い不明瞭ながらも経路が続く。
そして突然経路が消えてしまう。
上を見上げると岩稜が増えている。
急登じゃ。。。
恒例の木の根っこ探し& バイル片手にヒーコラ登る。
するとイガイガさんの記録のトラロープに辿り着いた。
今日はルートは間違ってない。
しかし、この先も気が抜けない場面が続く。
「今日はやべぇな」
ブツブツとつぶやきながら、互いに「気をつけてね!」を連呼w
ちょっと一息。
ここから先は写真を撮る余裕がなく、この岩稜地帯で1時間くらい使ってた気がする。。。w

やっと安心出来る尾根に登りきった所で青ビニールがあった。
現在位置を確認するとたいして標高稼いでないw
雨山まではまだ遠い。
完全にユーシンへ寄ることなんて出来る分けないとわかるが、
小さな希望を抱えて上を目指す。
今日はとっても会いたかった先輩方との再会を楽しみに、
ケーキを作ったのに渡せないなんて〜〜〜!
と、残念に思いながらヒーコラ、ヒーコラ。
希望をあきらめずに経路があったりなかったりを辿って行く。
 太い尾根に乗るまで、急登をし続け、次第に積雪が増えてくる。
見上げると尾根は果てしなく遠く、急登。。。
雨山に13時前くらいに着けば雨山で相棒くんと分かれて私はユーシンへ行き、
相棒くんは今日の予定ルートで下山してもらい、
玄倉林道で下山した私を迎えに来てもらえば。。。
とか、考えてみましたけど時間が足りないw
むしろ、我々が普通に下山できるか?どうか?の方が危ない。
もう、あきらめたw
 お昼ゴハンの時間はとっくに過ぎている、たいした休憩もせず登りっぱなしだったので
一休み。
 太い尾根に乗ると鹿柵を横目に、経路をジグザグに辿って行く。
 この鹿柵に入り南東にくだっていけば水棚沢の左岸に続く尾根に行くそうだ。
 こうゆうものに有り難みを感じるw
 赤テ、発見。
 一般登山道までもうすぐなのだが登るのだー。
お腹ペッコペッコ。
標高1000m以上は積雪が10〜20cm程。
サラサラ雪で滑る。
軽アイゼン着ければ楽だったかもしれないがこの日は一回も出さなかったw
やっと一般登山道に出た。
雨山に着いた。。。
13:40頃だったw
ずいぶん遅いお昼ゴハンとなった。
しかし、山頂では粉雪まって来て寒い。。。
沢山の結晶が降って来てた。
 すべてが粉雪だらけに。
寒いんですけどー。
たらふくゴハンを食べて早々に檜岳を目指す。
雨山 西の肩の崩壊地。
檜岳までは深い所で膝まで足がズボリと入ったが雪が締まってた。
 檜岳にやっと到着。
15:20頃だった。
なんとか暗くなる前には車までは戻れそうだ。
 檜岳南東尾根を下り始める。
足跡があった。

 ジグザグに下って下りには便利な尾根である。
 中沢橋分岐に到着。
この先で携帯の充電が終わっててログが一部消失。
 下山は楽な方がいい。
しっかりした経路に有り難みを感じる。
 途中、三椏群生がある。
咲き頃には綺麗だろう。










そして見慣れた成長の森の場所に着。
ここからは滝郷沢の方へ下る。
 滝郷沢F2を通過。
途中のモノレール沿いでも下れる。
 無事に下山終了。

 すっかり日が暮れ始めていたが、なんとか17時前には下山出来た。
ヘッデン使わずに済んで良かった。

 お知らせ
 今週の見所、鳥w
 車に着いて、ホッとして座り込んだw


今日は自分で計画していた時間通りに行かなかった。寝坊もしたし。
山ノ神渡ノ沢右岸尾根は予想以上に時間がかかっていた。
とりあえず何事も無く行程をおえたから良かった。
 
しかし、寄はノーマルタイヤの相棒くんカーでは行きやすく、
まだ行けてない場所が沢山あるし面白いのだが岩が脆くて怖いですね。
清兵衛ノ沢の右岸もその内行ってみたいですが危ないかなぁ?w
なんて思って躊躇してしまいます。
本当はヒル星人が冬眠してる間に夏場行けない地域に行きたいのですが、
なんか、寄になっちゃうんですよねぇ。
トホホ。

今回の計画にイイハシの大滝も予定に入れてたけど、行かなくってよかったw
イイハシの大滝は次回にしたいと思います。

コメント

  1. 1年前に気になる径路を探索行く途中のついでに山ノ神渡ノ沢右岸尾根を登りかけましたが、倒木の上の右の径路を行っても岩稜、左のガレ場先の水源標識杭のある尾根を行っても岩稜、あきらめて下ったことがありました。
    楽なコースは、この岩稜の中間にあるそうですね。未だ再挑戦が出来ずにいます。その時は、玄倉へ下って、又、登り返しの予定です。

    それにしても、倒木上から右に行き、より危険な岩稜を登るとは恐れ入ります。

    返信削除
    返信
    1. やまじんさん、こんばんわ。

      行く時にやまじんさんの記録も拝見、参考にさせていただきました。
      やまじんさんが引き返したあの岩稜を越える事はわかっていたのでそのまま進みました。
      でも、大変でしたけど(汗
      今度は私も、真ん中の尾根で詰めあげてみたいです。

      削除
  2. 鳥・・・受けるわ~、もう。
    さすがに寒そう、写真が、って下でも寒かったですもんね、週末は。

    あんな絵が描けるように励みます!

    返信削除
    返信
    1. モカンボさん、こんばんわ。

      鳥さん、受けますよねw
      私もあんなユル絵かけるように、がんばりまっす♪

      削除

コメントを投稿

人気の投稿