オバケ経路探索〜貴婦人の滝〜木ノ又新道 敗退編

yamajinnさんとrinnpaとオバケ経路の探索に行ってきた。
 
私は今回の目的は五町歩ノ沢の滝、通称・貴婦人の滝目当てである。
お天気は☀の陽気。朝日が眩しかった。
交通の足がないので、秦野駅からタクシーで札掛まで向かった。
ここまで6000円で来れました。
 途中、廃屋があります。
 何に使ってたのでしょう?
 まず、上ノ丸を目指す。
 北斜面は積雪ありで、サラサラ雪が滑ります。
 ハシゴ3つくらいありました。
 分岐に到着。
尾根はなだらかで特にアップダウンもなく。
朽ち果てた道標があるここがオバケ経路の取り付き口。
よく見てないとスルーしますw
オバケ経路歩きます。
着雪により、少々怖いw
 鹿柵を越えます。
ここから先は踏み後が一応わかる経路?獣道?みたいな付きっぷりw
結構斜度がありまして、滑り落ちたら危ないでしょう。
着雪により始終怖い。
慎重に歩みを進めます。
 こんなとこ通過します。
 通過するのに夢中で炭窯の後を確認するのを忘れてしまっていた。
なんとなく踏み後が。
積雪してるから少々分かりづらい。
ここから滝の方へトラバースしながら行けるはず?
と、尾根を下ってみるが間違いでした。
ビニールテープに惑わされる。
再びオバケ経路。
そして沢の音がする。
五町歩ノ沢だ。
滝を見るため下降する。
滝が遠目に見えた。
気持ちが高鳴る。
落ち葉沢山のグズグズ斜面下降中に滑り、2m程止まらなくて危うく沢へ滑落するとこだった(汗。

沢に降りると、見たかった滝がお目見え。
その美しさに息が止まった。
つららが出来て氷結している。
見たかった滝を見れて、心が弾んだ。
その美しさに胸が止まった。
これが貴婦人の滝。
 滝壺が小さいので目の前まで行ける。
滝の落ち口の鳥天狗はつららだらけに。
氷のオブジェが綺麗で、透明感のある氷が出来たばかりを物語る。
滝を見ていて色々と想った。
今日、この滝を見た時は悲しい気持でした。
次来る時はどんな気持で見るのかな?
滝をみて、rinnpaが用意してくれたおしるこをいただく。
あったかくて心が温まった。
そして尾根へ取り付く。
オバケ経路に再び戻る。
しかし、ここから迷走が。。。
やはり、積雪しており、どれが正しいオバケ経路なのか?の判別が付かず、右往左往。
結局タイムアウトとなって長尾尾根に上がる事に。。。
獣の足跡を今日は沢山見た。
積雪してるとこうゆうのが分かるので、それもまた楽しい季節である。
長尾尾根に到着、ここから新大日を目指します。
新大日まで遠いよぉ。
と、心ではヘコタレてた。
今日はいつもより沢山歩いてる上にザックが重いっす(汗。
今日のやり残した課題をみんな不完全燃焼で持ち帰ることになったw
ここから木ノ又小屋を目指してホソノ尾根で下る事にする。
途中で鹿に遭遇。めっちゃ近い。
おなか大きいようです。
鹿の顔をよくみるとマユゲがある事に気づくwww
 ヒーヒーしながら木ノ又小屋。
そういえば美味しいコーヒーをここで飲んだ事無い。
今度お茶しにこよう。
今日は霞んでいたけど、山は青空だった。
冬空は一番好きだ。
なんとも寂しげで、たまらなくなる。
木ノ又新道=ホソノ尾根=ツツジ新道 とも言われるそうですが。
尾根は急峻に下ります。
土がグズグズなので泥で少々滑ります。
尾根は広い所もあり、ヤセ尾根もありのいい尾根です。
途中、何カ所かロープの設置ありますが、ボロかったり切れかかってたりw
緑のテープの印とか沢山あります。
 看板が取れてたので木に差し込んでおきました。
ここから先はどうやら廃道のようです。
調べると木ノ又新道は昔、大日鉱山があり水無川F5から仕事道があったようです。
この先がそれと繋がってるのか?
いまいち私には分かってませんがw
なんでも、鉱山跡地へ行くのはセドノ沢左俣〜白竜の滝上部を経て坑道があるようです。
今でも行けそうですが、ガレているので近づくのは危険でしょう。
もっと自分の技術がレベルアップしたら確認しに行きたいと思います。
どうやらマンガン鉱が発掘されていたようですね。
途中で書策新道と繋がる
水無川に到着。今、見ると寒そうで仕方ないwww
雪の付いた沢の渓相も格別である。
さて、ふたたび書策新道へ戻る。
崩壊地の通過は積雪によりとても怖かったw
慎重に渡ります。
 このハシゴも木が結構痛んでいる。
 
このテープがある場所は天神尾根の取り付き口。
無事に下山。
戸沢の駐車場を横目に林道をひたすら歩いて17:30頃大倉バス停に到着。
すっかり暗くなってた。
今回は時間がたっぷりあったので行ける所までオバケ経路の探索してきましたが、
個人的に色々あった数日で体調が万全じゃなかった私をお荷物に。
私がいなかったらもっと探索できたと思いました。
申し訳ない気持で一杯です。
お二人には所々で感謝させていただきながらケガも無く帰って来た。

数日、食欲が無くてスタミナが軽減。体重も激減した。
その上持てるギアをザックに詰め込み、念のためのロープ10㎜×40mを担いでの始終山行。
行程はおよそ9時間10分となっていた。
帰宅後、右肩鎖骨が見事に腫れていた。
あのくらいの荷物なら沢屋なら当たり前だが。。。
やっぱり体調万全&気分もローだとダメですかね。。。トホホ。

オバケ経路はまた、探索に行きたいと思う。
滝までは順調にオバケ経路を辿れていた。
どこもかしこも獣道なのか?
経路なのか?の判別が付かず、辿ると途切れるw
積雪だったせいか?
とても判別が難しく、春になったらリベンジでしょうかね。

コメント

  1. 昨日はお疲れ様でした。

    オバケ径路全ルートを踏破できなかったことは残念でしたが、第一目的の貴婦人の滝を見る事が出来、大満足です。
    それも氷結し始めた滝ですから尚更です。
    私の当初の計画が、ここまでで、さらに、先を探索したのですから、次回の探索が楽しみです。

    積雪がありましたので、一番危険な大棚沢の横断が出来たかは、確信が持てません。ここまでが妥当だったかもしれません。

    最後に、敢えて、手助けしませんでしたが、ザイルが重くて、大変でしたならば、申し出てください。荷物を持つことは、大丈夫ですので。
    もう一つ。肩にあまり負担が掛かりすぎると、血行不良により、神経を痛めることがありますので注意してください。

    又のコラボ山行を期待しています。

    返信削除
    返信
    1. やまじんさん、こんばんわ。
      満足していただけたとおっしゃっていただいて光栄です。
      きっと、やまじんさんが一人で歩いてたら成功してたかもしれません。
      積雪がそうですね。
      その先を行っても危なかったかも知れませんね。

      それから荷物は大丈夫です。根性です。
      本当にギブアップの時は申し出ます。
      しかし、こんなのでヘコタレていては立派な沢屋にはなれませんので、何事も修行です。
      弱音を吐いても修行しますよ!
      お優しいお言葉胸に止めておきますので。
      また、コラボ山行お願いします♪

      削除
  2. こんにちは!おじゃまします。
    ガッツでバリ散策されていますね。
    氷結した滝は美しいですよね。それだけでもおおいに価値があったのではないでしょうか。
    私は最近ヘタレで怖がりになってしまって、痩せたトラバース道はどうしても苦手になってしまいました。
    なので、おばけ径路に行くことはないと思いますので、続きを楽しみにしています。

    手袋ですが、山岳用のレイングローブはちょっと高いのですが、雨のみならず、雪にも-5℃あたりまでなら
    充分防水されて寒くもないので重宝ですよ。
    価格もいろいろあるみたいなのでどうぞ。

    返信削除
    返信
    1. ぜいぜいさん、こんにちは。
      氷結した滝は本当に見れて大興奮でした。
      でも、私もとってもヘタレなので危険なトラバース道等、ヘッピリ腰で通過してます(汗
      着雪はやはり恐怖倍増ですので、春先になったら続きを達成してみようと思います。

      手袋なんですが、レイングローブですか!
      ワークマンの作業用手袋は滑り止めがあって
      バリエーションの時には常に使っています。
      どうせ泥だらけになるのでw
      ただ、薄手なので冷たくてシモヤケになるかと思いました。。。
      手袋色々検討してみます♪
      コメントありがとうございます^^

      削除

コメントを投稿

人気の投稿