北八ヶ岳テント泊 1日目

nyu

にゅう

前から八ヶ岳のニュウというピークに興味があったので相棒くんと行ってきました。
今回は突然、テントを買ってきた相棒くんの為、急遽テント泊しよう。という計画に至り、
北八ヶ岳あたりを周遊で縦走してきました。

15日、土曜日はいいお天気で世間は三連休であろうが私は仕事。。。
仕事を終えて準備してすぐ稲子湯へ車を走らせました。
途中、林道で鹿が飛び出してきて危なかったですw
夜中1時前にはみどり池入口の駐車場へ到着。
空を見上げると満天の星と天の川が見えた。
ここで数時間仮眠を取ってから4時半には行動を開始する。
 





















起きて支度してなんだかんだで5時にシャクナゲ尾根に取りついた。
いきなり急登で標高をあっという間に稼いだ。
暗いと周囲が分からないから疲れも分からないw
シャクナゲ尾根というくらいだから?シャクナゲが沢山群生していた尾根だった。
時間と共にどんどん空が明るくなって朝日が登り始める。
木々の合間から朝日を確認。ひたすら樹林帯を歩くので展望がない尾根。
誰も居ない登山道は動物の気配もなく静粛があった。

シャクナゲの花が咲いてたらまた明るい尾根なんだろうと思いながら先をずんずん進むと、途中で相棒くんにトラブル。
吸っても吸っても出てこないハイドレを確認してみると水が一滴も入ってませんwww
おいおいおい、水盗り妖怪でもいるのかい?
という不思議なトラブルに見舞われ、おそらく車の中で水が漏れていたのだろう。。。
という事で先を急ぐ。

登山道は苔が鬱蒼と生息した森中を進む。
途中の開けた場所では硫黄岳が垣間見えた。
朝日はぐんぐん登り、いいお天気。

7時15分頃
麦草峠からの分岐に到着。
ここで休憩をしていたら年配のご夫婦と20人くらいの大学生ハイキング集団に先行される。
あの騒々しい集団に煽られ、彼らより早く着かないとにゅうで煩いかも?
と思って相棒くんがペースを上げ始めるw
なんかそんな雰囲気に私も飲まれるww
にゅうまでの尾根は緩やかな樹林帯で、歩きやすい場所が多い。

にうw
 
8時頃、にゅう山頂に出た。(2351.9m)
荷物を置いてこの岩場を登って三角点へ。左に巻き道あり。
しかし、静かなピークかと思ったらワンサカ人が居てビックリである。
 
眺め最高です。
山々が折りなおし、富士山もくっきり。

岩の先まで行ってみたら断崖絶壁。
少々オシリがムズムズする怖さ。


 白駒池が見える。そして三角点。
8時30分頃、にゅうを後にして先を急ぐ。
また、あの集団に追いつかれたくない気持ちで相棒くんは私を急かす。。。
結局あの集団にはその後会うことはなかったのだけど。
八ヶ岳への出発直前にやまじんさんから情報をいただき、
にゅうであの、丹沢のベッカッムことキリヤマ隊長に会えるかも?
と周囲を気にしながら歩いていたのだが、
時間的にものすごい数分の違いで入れ違いだったことに帰って気づいた。
もう少しノンビリしていたら会えたようです。

にゅうから先は岩がゴーロしていて歩きにくい。(足が短いからw)途中の分岐で長靴を履いたみたいな苔に出会った。

見晴らし台という見晴らしのいい場所へ出た。
 どこを歩いてても人が沢山居る。
人とすれ違う。
この、人の多さが私は新鮮でビックリした。
沢でこんなに人と会うことが無いので人気の山の雰囲気を
すっかり忘れていた自分の感覚をなんとなく思い出す。

まだまだ目的地は長いよー。と思いながら行きたかった黒百合ヒュッテに立ち寄る。
よい佇まいの建築です。
黒百合ヒュッテの手ぬぐいが欲しかったのだが、売り切れていた。残念だ。
トイレを借りるが綺麗なトイレでした。
再び中山峠へ戻ります。
ここで10時頃でした。
まだ先は長いのでマイペースにてくてく歩くが、ランニングしてる相棒くんの体力に着いて行けず出遅れる。。。


開けた稜線に出た。縞枯山が綺麗に見えた。
ここからは岩稜が続く。展望もよい。
自分の歩いてるとなりの稜線が目に付いた。あれはどこだったのだろう?
岩稜があって面白そうな尾根だった。
ここも人が沢山歩いてるのが遠目からでも確認できた。


さて、重荷といっても15キロくらい。せっせと登る。乾いた岩は疲れるよ。。。と思いながらすぐ喉が乾く。
歩きながらドーナツ食べてたらのど詰まるwww
そしたら、沢登りの水の有難さを身に沁みる。。。。
じーーーん。


すれ違う人も多く、自分達の後に続く人も多く、圧迫感を感じる。岩場に咲く花をゆっくり愛でる時間もない。
これが人気のアルプスの休日か。

荷物が重いというか、標高の高さにも歩き慣れてない自分。そもそも基礎体力が無さ過ぎることを感じる。
沢なら水を飲まずとも遡行できるのに、稜線歩きは喉が異様に渇く。
天狗岳に着いたけど、人が多くてなんだか心がやすまらんwww

眺めはいいのでゆっくりしたい所ですが、相棒くんはここから私を急かすw
疲れてきて早くテン場 (テントはれるか心配になった)に早く着いてのんびりしたくなったようだ。


東天狗

時間的には余裕あるし、標準コースタイムで算出した計算どおりの行程で歩いてきてる。
西天狗に寄れたら寄ろうと考えていたが、
見たらたいした距離でもないのだけど下るの面倒なので行くのをやめたw
西天狗も人がいっぱい居るのが分かる光景にもちょっとゲンナリしたw

11時20分頃、天狗を後にして、ここを下る。この辺は楽しく尾根を歩いた。

赤岳と阿弥陀方面見えた。こうゆう景色はいいね。高山だ。アルプスだ!

振り返って天狗岳と西天狗の絶景ポイント。人、多いでしょ。。。汗。

白砂新道分岐から本沢温泉へ下れる。この白い砂利が滑る。注意しながら下る。

 この先は根石岳を越えなくてはならんのだ。
景色がいいから楽しく歩ける。

硫黄岳

11時50分、根石岳到着。足早に通過。。。もっと楽しもうぜ!と思うも、相棒くんはさっさとテント張りたいらしい。
場所取りに心配性の鬼となっている。

根石岳直下に山荘がある。水場もあるはずが涸れていた。

根石岳山頂では西天狗がよく見える。

ここを通過すると樹林帯へ再び入る。


無展望の箕冠山を通過。オーレン小屋に行くまでの樹林帯の登山道がえらく長く感じてうんざりした頃、
12時30分、オーレン小屋に到着。












テント利用料金一人1000円。高いなwと思うがここはトイレが小屋の中のを利用できる。
とても綺麗な水洗トイレに入れます。
丁度、すのこのある場所を確保できたのでそこで設営。
すのことテントのサイズが合わなかったけど問題なし。
のんびりしてもまだ14時。。。
時間はのんびり過ぎて行き、することもなく疲れた体を癒すべくダラダラ過ごした。
時間あったから頑張って硫黄岳までハイキングするべきだったと後悔したのは翌日だった。







 明日は夜中出発だから、15時半から夕食の支度開始。
今日はミネストローネとパスタとパン。チキン。
キャベツ4分の1持って来てたのでキャベツをザクザク切り始める。
オリーブオイルと塩で食べるパンは相変わらずウマイ。

夜は私だけ小屋のお風呂に入ってあったまって疲れを取った。
入浴料金500円。
髪は風邪をひくだろうと思って洗わなかった。
持って来た着替えもファイントラックのおかげでそんなに臭いと感じなかったので翌日も同じのを着た。
取り替えたのは下着だけだった。
夜は満点の星空と、強風とよそのテントからのイビキを聞きながらぐっすり眠れた。
翌日へ続く。。。

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