滝川水系 豆焼沢 １日目

トオノ滝

沢は丹沢ばかりの私。当然、沢泊での山行経験は少ない。

今度東北の沢にも行く予定なので、その前に一泊の沢登りをしましょうと提案していただいてた。

お盆休みの混雑を避けた日程で山の仲間Sさんと奥秩父の沢へでかけてきました。

夜出発で道の駅みとみまで到着。車中泊で翌日出会いの丘の駐車場へ向かう。

雁坂峠に行くには有料道路で７１０円（普通車）徴収。結構高いよね（汗

出会いの丘駐車場に車を置いてヘリポートの場所から踏跡を辿るとアルミの小さな階段が上にあるのが見える。その経路を辿って豆焼沢へは下らず、トオノ滝の所までショートカットする。

 トラバースで付けられている経路は一部崩壊場所もあるが

沢屋なら問題なく通過できる程踏跡はしっかりしています。

所々で沢へ下る踏跡が見える。見失わないように経路は水平だった。

１時間ほど歩いて沢へ下ると目の前にトオノ滝がどーん。

茶色いヌメリでつるん。

ビビッて一歩の踏み出しに困惑している私にSさんが何処を歩けばいいか教えてくれた。

ヌメリがあるが無いところを理解していれば容易に歩ける。

 最初は小さな淵が出てきたり小滝が出てきたりで楽しむ。

今回は時間があるので釣りもしていいと言われていたので竿を出してみた。

振ってみても ブッシュが多くて振りにくく腕が思うように伸びない。当然毛鉤も飛んでいかない。

竿を持ちながら釣り上がってみたものの、竿がやはり振りにくい。

お互いが釣りしながら上がるのなら気兼ねないのだが、相手は竿を振らない。

自分が時間かかってると気分的にも楽しくないし、釣りに集中できない。

夕食のおかずが一品増やせるかと淡い期待を抱いて遡行していたが、

自分は不器用な人間でしたｗ

 綺麗な淵を持った小滝が出てきました。

アクアだとヌメヌメがあって嫌らしい。お助け紐を付けて登る。

今日はいつもより身軽な装備ではないので体を引き上げるのが大変だ。

  荷が重いせいか？いつものようにスイスイ登れないで躊躇する場面が多くなる。

滝は登れるものはどれも簡単に超えられるがヌメヌメも気になる。  

 小滝を越えると開けた滝が出てきた。これがスダレ滝かな？

１２ｍで、右手から登ったがヌメリがー。。。ｗここはロープ出してもらって登る。

 岩は難しくないと思うけど、ヌメリがあって何せ怖い。

大股開きすぎると荷が重くて自分の体の体重移動が出来ないのでここは苦戦した。

 ３段５０ｍの大滝。

 手前の淵も深くていいプールです。

 大滝の下から撮影。苔が生えててまたいい。

左手から巻いてる途中に鹿さんの骨が。子供ですかね？

 踏跡は明瞭で安心な巻き。下るときは急でした。すると滝がすぐ見えます。

２段７ｍの滝。

ここは上の滝が登れないので巻きます。今度は左岸から巻き道が明瞭に伸びています。

 タマガワホトトギスと言うそうです。

 ここが右曲がりのゴルジュだったのかな？

気がつくと晴れていた空模様は曇りに。

 キツリフネソウ。

 今日はタープ設置完了、焚火の準備オッケー。

雷がなって突然雨が降ってきた。

時間は午後14時前くらいだったのかな？

午後の突然の雷雨に２度襲われて、マキは湿ってしまい焚火不能。。。

飯盒で炊く白米を楽しみにしていたのに、仕方ないのでガスで炊いた。

 釣りをあまりしなかったので予定より早い時間に幕営地に着いてしまったが

夕飯の準備して早めのご飯とした。

 おこげは少し出来てたけど、とりあえずおいしいご飯が炊けた。

飯盒で炊くご飯の美味しいこと！

早めに夕飯食べてしまって、焚火も出来ないから暗くなるまで時間がたっぷりあったけど、

18時には眠りについた。

二日目に続く。