水無川水系 セドノ沢 左俣(書策新道まで)

本当はカンマンボロンへのリベンジとしようと休暇を取ったのだが、相棒くんが勘違い、私は言ったはず。とちょっとした討論になったので相棒くんは予定通り歯医者へ。
暇になった私は山の仲間に沢へ行きたいと声をかけていた。
しかし、車保持者が今回は掴まらず、
一緒に同行してくれる事になったFさんが提案してくれたセドノ沢の左俣への遡行が決定しました。
沢登り7本目〜♪

 天気予報は生憎の雨予報。
小雨決行とし、ルートは書策新道とぶつかる所で終了とする事にしました。
当日は朝から雨が降り出し、バスで大倉に着くとしっかりと雨が降っていました。
雨予報でも大倉は登山者で賑わっていました。
私達は傘をさして戸沢の方へ向かいました。
いつも車保持者がいると歩かない林道を久々に歩きます。
やっぱり林道歩きは疲れますねwww
 戸沢の駐車場に到着し沢支度を済ませ、てくてく沢を目指して歩きます。
少し沢を歩くと堰堤が現れ左から高巻きます。
以前訪れた時にはここから通過しなかったのですが、新しい鎖も付いていて親切な巻き道です。
 しばらく大岩が転がったりの沢を歩くと水無川本谷F1が現れました。

水無川本谷 F1

 シャワーになるので今日は巻き道から越えます。鎖が付いてて親切ですw
この滝を越えるとセドノ沢が左から流入します。

セドノ沢入口という看板が設置されてる。親切w

 左へ入るといきなり小滝が連続です。

膝まで浸かった滝は右側を登る

ここも右側を登る。

次から次へと快適に登れる滝が現れて、とても楽しいです。

二俣


ここは左のカンテ状の岩をフリクションで。

 すぐ二俣に到着し、左に進路を取って先を進みます。
ここを過ぎても飽きない程度にゴルジュの中もバンバン登れる滝が現れます。
 滝を登って、
 水流中を歩いて、
 また滝が現れ。たまにシャワーになって。
 滝が何段もかかっている渓相に思わず感動と「いいですねぇ!」と歓喜w

13m大滝

 この沢の核心部、10m滝はガイドブックだと「右側から登り上部で落口へ向かうルートは難しい。水流から離れて右上へトラバースしよう。」と書かれていました。
Fさんがリードで登ってくれましたが、水流の中登ってるしwなんだか厳しそう!と思いながら見守ってましたが無事突破。流石。
私も続いて登るがここで一気にびしょ濡れw 右の乾いた方へ逃げるも足を広げ過ぎて
「あちゃーー」と必死w ヒーヒーしながらとりあえずクリア。
後で聞いたら水流ルートはクラックだったと言ってました。

右側から枝沢が僅かな水を落とす

その後も滝が現れ。
 雨もどしゃ降りにならなく、気にならなく。
 沢ではヒメレンゲが彩りを添えています。
 6mくらいの滝を越えて。

書策新道も近くなるとちょっとゴルジュになり奥に10m滝が現れます。
滝の前まで行ってみますが、登れそうですが厳しそうw
巻くなら右側を上がって落口に向かってトラバースするルートになりますが、
安全策を取ってこれは左側から巻いてしまいました。

10m滝

この滝の巻きは右岸にピンクテープがありました。
踏跡も明瞭で、アザミの葉っぱがチクチク痛くて嫌だったけど、
そのまま登ったら書策新道の尾根にポンッと出ました。
沢の遡行をするなら引き続き沢へ戻って書策新道を横切って行くと表尾根の稜線へ出ます。
今日は雨だから書策新道までの遡行と決めていたのでここで沢は終了。
書策新道は崩壊場所がありますが、
どれも前に歩いた時より少しずつ崩れているような気がしましたし、
そろそろ一部ロープがびよよんロープで危なそうですw

雨で躊躇しがちの山でもあるけれど降水確率1ミリだったので遡行は決行しました。
それに沢登りじゃ濡れるの当たり前だし、谷間に入ると意外と雨は気になりません。
今日の天候でも十分遡行出来た沢でした。
雨降りだったせいか?でっかい山ビルを見ました。
あの血を吸うヒルじゃなくて、ヤツワクガビルという物です。
山ビル研究会参照 
今回初めて見まして、こんなグロいの!
山行中は10匹くらいは見たような気がします。
尾根にも転がってたし、林道にも転がってたし車にひかれてたしw
地球外生物かと思いましたw
Fさんはイカリングって言ってましたが ^^;;;
それと今日のヒット、書策新道の尾根をカニが歩いてました。

血を吸うヒルの方は赤ちゃんヒルが沢山靴とかに付いていて、
両足で10匹くらいは余裕でひっついてました。
つるつるスパッツはいてたので献血被害は無かったです。
遡行中は8割がた水の中を歩いてたので、ヒルも縮こまってるのが多かったですが、
それでもあんなに付いてたのは真夏に来るのは憂鬱になりますね。 ^^;;;;;

当日は(当然か?)沢では誰にも会わず、戸沢の駐車場にも車は数台ありましたが、
誰も見かけず。
橋の所でボッカのチャンプに会ったくらいでしたwww
ホント、オールシーズンあの格好だなw

セドノ沢左俣(背戸ノ沢)は登れる滝が沢山現れて、遡行価値の高い沢でした。
とてもいい沢!
また来たいと思いました。

コメント

  1. コウガイヒルも丹沢にいますよ。でも吸血しないのは無視ですね~
    雨の沢、どうせ濡れるんですが、結構体力消耗しますよね。お疲れ様です。
    表丹沢はヤマビルがいると思って、なかなか足が向きません。
    いい沢があるんですけどねえ。

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    1. ぜいぜいさん、こんばんわ。

      そう、あんな大きいイカリングみたいなの初めて見ました。
      吸血しないのなら気にせずですね。でも、きもちわるいっw
      雨の沢は、なんだか体力消耗しますね。
      今後の為の雨訓練としてもいい経験ありました。
      セドノ沢左は秋になったらまた行きたいです。
      表の沢はヒルが多いので、私も躊躇しがちです。

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  2. セドノ沢、滝の連続で面白そうです。
    順調に沢登りを続けていますね。

    自分が、表丹沢の沢を登る気になるのはいつでしょう。
    というよりは、登れるでしょうか。
    遥か昔、40数年前、勘七ノ沢をフリーで登ったことがあるだけです。

    相棒くんとの行き違い、一緒にいると、よくあることです。
    これが、いつも喧嘩の種になっています。
    話を聞いているようで、耳を素通りしてしまっているのです。

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    1. yamajinnさん、こんばんわ。

      セドノ沢左は面白いですね。
      今回雨と林道歩きがネックで、途中までで遡行はブツ切りましたが、やまじんさんも登れますよ。
      大滝は巻けるし。踏跡明瞭です。

      行き違いはありますが、喧嘩には至りません。
      でも、自分もちゃんと伝えられてなかったもしれないので、どっちもどっちですねwww

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