世附川水系 沖ビリ沢下降〜樅ノ木沢
丹沢には行きたい沢が沢山ある。
いや、全部行ってみたいと思ったりする。
Vルートで歩く事の楽しさを知り、いつの間にか調べる事が楽しくなって昔の古道を知り、
径路を知り、尾根やピークの名前を知り、
「昔はどうだったのだろうか?」と、思うのが好きです。
懐古趣味とまで行かないけれど、随分前から「昔のもの」がとにかく好きでした。
そんな傾向があるからでしょうか?
丹沢は過去を調べれば調べる程沢山の記録と人の歩いた記録が残っている所が魅力です。
一つのキーワードから広がって行く情報は便利でもあり、
たまに飽き飽きしてしまう事もありますけど。。。w
そんな月日の経過と共にいつの間にか目に止まった樅ノ木沢でした。
本当は山の仲間と「小川谷廊下でそうめん?奥秩父の沢?」って話しが出ていたのですが、
参加者にキャンセルが出てしまいOさんと2人きりになってしまいました。
沢登り6本目は私が行きたかった癒しのナメナメ沢の遡行に決定となりました。
沖ビリ沢を下降し、樅ノ木沢を遡行する計画で伊勢原駅を出発!したはいいのですが、
道志みちへ入ると小雨降りつつ、雨雲です。
こ、これは。。。 ^^;;
山伏トンネルを過ぎたあたりに車を駐車し、
小雨が降っていたので沖ビリ沢を往復する予定に変更。
カッパを着込んで山伏峠を目指しててくてく歩き始めます。
尾根を歩いてると意外と急峻な尾根です。
準備運動をしていないのですぐにふくらはぎに疲れが来ます。
最近、太ってるせいか?身体が重くてOさんに着いて行くのがやっとこさw
水ノ木分岐へ到着です。
ここから沖ビリ沢の下降地点まで笹薮をちょいとかき分けて谷間へ下りて沢靴に履き替えました。
いつの間にか雨は止んでいました。
沖ビリ沢はナメがいい沢だという事を、以前、yoko2さんに教えてもらっていたので
前から歩いてみたいと思っていた沢のひとつでした。
それと、西丸、東丸の尾根もいい尾根だと聞いていました。
しかし、ここら一体は笹薮が生い茂り、尾根の間にもどうやら笹薮の場所を通過するらしく、
尾根が分かりにくいそうです。
西丸のピークから山伏沢歩道という径路が沢沿いに向けて付けられています。
この尾根も笹薮や踏み跡が不明瞭なようでわかりにくいようです。
しかし、尾根が分かれば使える周遊ルートで歩くにはいいのですけどねぇ。
一般的に沖ビリ沢と言われる沢は国土地理院の地図だと山伏沢と表記がある沢です。
本当の沖ビリ沢は下流の西の方にあります。
沖ビリ沢、中ビリ沢、前ビリ沢と3本あります。どっちが本当の名前なのでしょうか?
最初はガレの沢を下ると、いきなりナメが始まります。
そして、沢に入った途端にいきなり太陽が出て来て晴れてしまいました。
ラッキー☀
沢の下降は神経使いますw
滑らないように注意しつつ歩く私ですがOさんスタスタ行ってしまうw
必死に追いつこうとしますが転びそうになったり、また膝小僧ぶつけたりです。
本当、私はよく滑ったりよろけたりしています。
Oさんは以前沖ビリ沢を歩かれているのですが、晴れの時に歩いた事無いと言っていたので
太陽が出たおかげで水のキラキラ、ナメのキラキラを堪能できて喜んでいました。
私は本当、晴れて良かったぁ!と思った瞬間でした。
アクアステルスはヌメヌメの所は滑りますが、岩質と相性良く滑らずてくてく歩けました。
ナメ滝が出てくるといつもは下から見るのに、上から見ているから不思議な感覚ですw
釜の綺麗さがよく分かって下降も楽しいですね♪
そして、、、
ナメは続くよどこまでも〜。
こんなところもありつつ。
この滝は左岸にトラロープがあったかな。
ナメナメーをヒタヒタ歩くOさん。
水が綺麗です。
森林浴ですね。
この先堰堤があり、行き過ぎてたとOさんが言うので尾根に上がります。
樅ノ木林道に年代物の廃車があるのを知ってたのですが、見る事無くすっかり忘れてましたw
林道の途中であるはずなのに。。アレレ?
沖ビリ沢は下降するのには問題ない沢でした。
大きなナメ滝もトラロープが設置されており、ロープ無しで下りれます。
トラロープまだ新しい感じでした。
1時間ちょい沢を歩いてたのかな?
林道をてくてく歩き、樅ノ木橋へ到着。
ここまで来るのにあっという間に到着しました。
さて、ここからは樅ノ木沢の遡行開始です。
沢へ降り立つと幅広い淵が広がりました。(トップの写真参照)
別名、百淵って言われてたそうです。
これは丹沢なのか?!と思う程綺麗な渓相が目に飛び込んで来ました。
思わず「わぁ〜」と声が漏れる程w
Oさんと共に感動していたら、すぐに現れたF1の滝に2人とも感動しました。
水は綺麗だし、苔は沢山あるし、美渓です♪
少し歩くと西沢との分岐の石積み堰堤が出て来て右から巻きました。
巻きがやっかいだと聞いていたゴルジュまでは目立った滝もなく、単調なゴーロ歩きが続きます。
所々でこの谷間に癒されながら歩きます。
水が綺麗で、ずっと癒されながら歩きました。
どの淵も綺麗な水の光と静けさが佇んでいました。
小さなゴルジュでした。奥の滝がよく見えないけれど淵が綺麗です。
深さはかなりありそうです。
手前が4m滝で簡単に登れるそうですが、奥の7m滝は微妙に被っている滝らしく難しいそうです。ま、登れない滝ではないようですね。
ここの高巻きがやっかいだと言う事を聞いていたので、この沢の核心部でした。
急な斜面を登り、滑らないように注意しつつトラバース。
巻いてる途中でもっと上に巻いてる踏跡に気づいたのですが、
私達が進んだ所はバンド状になっており先が悪くやむなく懸垂下降で沢へ戻りました。
今思うと事前にぜいぜいさんのブログの記録を拝見していたので、CSの次の滝も巻いてしまえたと書かれていたのを思い出しました。もっと事前に頭入れておけばよかったです。
ここはやっぱり更に上へ巻くと赤テがあったようですw
この白い花が沢には沢山咲いてました。
ぜいぜいさんが名前を教えてくれました。ありがとうございます♪
そして、歩いてる途中、欲しかったものと出会いました。
ミニ両門ノ滝に到着。
なんでも奥秩父の釜ノ沢両門ノ滝のミニチュア判だからミニってガイドブックに書いてありました。
本流は左側の滝で、人字状に見える滝だそうだが、うーん、見えなかったw
この滝を越すと、ナメナメが始まります。
再びナメナメー。
どこまでもナメが続いてる〜。これはステキでしょう ^^
意外とヌメヌメあるけど注意しながら登れます。
予定は樅ノ木沢ノ頭へつめあげる筈が、沢が分岐した所で進路を間違って右に取ってしまったので、つめは油沢ノ頭より菰釣山方面の稜線へ出てしまいました。
少しだけ薮漕ぎしました。
最後のナメナメが。。。
ま、また来たい場所なので次の時にはしっかりと。
何度となく、「行きたい」とつぶやいていた樅ノ木沢へ
一緒に行ってくれる人が現れてよかったです。
天候は結果、沢に居る間はずっと晴れていました。水は冷たかったですがw
「ナメ良いですね〜」を何回連呼したのか分からないが、
沢山のナメ歩きと水、淵、苔に癒された1日でした。
今度は水ノ木沢と西沢へ行きたいです。
raeさん、おつかれさま。
返信削除いいですね。
滑滝の連続。
そして、念願の鹿さん。
でも、遠いなぁ-!
素敵な沢や尾根歩きが出来そうな場所なのに。
山伏峠に15時に着けば、富士吉田経由で帰れるんだけど。
世附の探索、中々進みません。
昨日(6/15)も靴の破損で、地蔵平まででした。
yamajinnさん、こんばんは。
削除世附は遠いですけど、いい所です。
やまじんさん、泊りが出来ればまた、行動範囲広がるのにですねぇ。。。
お許しが出ない内は機会をひたすら待つしかないですね。。。
その内私、車の免許取得するつもりなので、お連れしますよ!
だいぶ先ですが、今しばらくお待ち下さいww
靴の破損、新しい靴だったのに壊れちゃったのですね。
沢にのめり込みますね。怪我などしないように気をつけて下さいね。
返信削除Yshitaka Kitayamaさん、こんばんわ。
削除ご心配ありがとうございます!
自分自身、絶対に怪我したくないと思いながら沢を歩いてるので、
とってもビビリです。
気をつけて行きます!ありがとうです!
穏やかでいいナメナメですね。こういう所だったらいけるかな??渓流釣りは2度ほど
返信削除連れて行って頂きましたが、本格的な沢はまだです。師匠の都合がつき次第連れて行って
貰います。
念願の鹿さん手に入れたのですね。角だけ、しかも両方、これはとってもラッキー。
これからの沢にも幸運がついてきますように。
めいちょいさん、こんばんわ♪
削除ここなら!めいちょいさん、行かれますよ!
計画しましょう。計画♪
渓流釣りは、意外と忍耐です。
水に浸かってると足は冷たいし、変な体勢から竿を振ったり。
でも、楽しいです。その内ご一緒出来る時を待ってますね♪
シカサン角は我が家の相棒くんの欲しがってるもので、差し出したらメチャクチャ喜んでましたw
でも、本当は頭蓋骨割りたくなかったのにぃー。
持ってかれないから2本に分けちゃいました。。
たははは。
まだ、角探しは終わらないですw