ミドリさんとカラクリ屋敷


鈴木遥 著
この本を知ったきっかけは、とある繋がりからである。
ミドリさんという人物のキテレツな感じ。
ミドリさんの生まれ育った環境や歴史。
ミドリさんを取り巻く人々のユニークさや個性。

この本にはミドリさんの事が緻密に調べられ、読んでいくと筆者の紐を解いていくルーツへ繋がる。
少なからず私も無知識ながらも建築には興味があって、安藤忠雄の作品を見に行った事もあったし、美術館へも度々出かけたりしていた。
それに私は昔から懐古趣味で、昭和が好きだ。
いや、どの時代も個性があるので好きだけど。。。
神社や寺は好きで時間があると出かけて、散歩。
お金があると朱印めぐり。
たいていお金ないから散歩で終わることも多いが。
建物が好きだったりする。
 
ミドリさんの家は昔ながらの木造の家で、それだけでも素敵なのに、自ら設計し、格子等家の隅々までこだわったデザインや素材。
そのお洒落さ(こだわり)は素晴らしく、文面からも容易に想像が出来るほどミドリ荘の想像が浮かぶ。
それに決めては電柱の突き出た家屋という。。。
こんなインパクトのある物件ありませんよw
私が一人住まいだったら即入居したいくらいの家だ。

そんなミドリさんを中心に取り巻くノンフィクションの物語。
筆者にとって電柱とミドリさんがとても特別でカラクリ屋敷のように謎めいていたルーツを紐解く。
まさに、タイトル通りの本でした。
気になったのでぜひこのお宅を拝見してみたくなったのでコッソリ見に行こうかな。

私は映画が好きなのできっとこの作品は映画にしたらとても素敵な作品になるのじゃないか?と思います。
そうね、荻上直子かタナダユキあたりの監督に作ってもらいたい。
荻上直子ならば、ミドリさんのタンドリーチキンのシーンを物凄い美味そうなシーンで登場させてくれそうだ。

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