遭難 & 二十女沢〜鍋嵐〜宮ヶ瀬尾根

私が遭難の話を聞いたのは、遭難した翌日の9日にtetuJA11さんから聞いた。
Vルートをされる先輩、「Mさんが遭難した」との話。
私はお会いした事はありませんが、MさんのHPとかで写真や山行記録は拝見していた。
 連日、早く見つかるといいな。
と思いながら、寒波がやって来ていて寒さを心配していた。
tetuJA11さんは見つかるまで捜索に行くとの事で、15日と16日と奥秩父へ一緒に行くつもりだったが、予定変更が押し迫っていた。

遭難して1週間、未だ見つからず、奥秩父の日程だったはずの15日となった。
この日もtetuJA11さんは捜索にでかけ、途中でMさんにお会いしたそうな。
下山途中、ヘリが荷を運んでいたのを見かけたそうな。
今思えば、アレは遺体だったのかも知れない。。。
と、漏らしていた。
tetuJA11さんが下山している頃くらいにMさんが見つかったようです。
滑落死との事でした。

何が原因でそうなったのか?
改めて山の恐ろしさ、自然の恐ろしさを痛感した日だった。
今年はVルートをされる方のケガが目立った。
山の会の先輩、yoko2さんもその一人だ。まさかの下山中の滑落。

ただでさえ危険な場所へ足を運ぶVルート。
丹沢どこもかしこも人の歩いた形跡はあれど、崩壊地も多い。
自分自身も改めて気を引き締めて。
山と安全に付き合って行きたいと思います。
ご冥福をお祈りします。
そんな事もあり、今回の山行は追悼コラボとなって総勢6人で宮ヶ瀬のVルートを楽しんだ。
山の会の先輩、yoko2さんを誘って、Vルートの場所を決めかねていた。
今回はVルートの先輩yamajinnさんも私から誘ってみた。
以前からヤマレコ等でお世話になっているyamjinnさんにはお会いしてみたかった気持ちからのお誘いでした。
他のメンバーはyoko2さんも友人2人と、私の友人の総勢6人。
こうして初顔合わせのコラボ山行となった。

二十女沢〜赤血ヶ沢〜p677〜JPピーク〜鍋嵐〜熊ノ爪〜岩のピーク〜土山峠

車は土山峠にデポしておいて、車2台で15号橋前に駐車します。
 国道を少し歩きます。
今日のrinnpaさんのくまさんは「くみこ」さんだそうです。
 橋の近くでこんな所を入って柵の中へ。
 踏み跡しっかりw
 橋を渡る。
 湖に沈む林道
 経路がある。
あそこも歩けるのだろうか?

 先ずはハタチガ沢を目指す。
 ここがゴジラの背の取り付き口を通過。
 ハタチガ沢(二十女沢)に入渓。
 沢歩き開始です。
こんなパイプがあります。
 滑床が現れる。
手前の釜が綺麗です。
早くも美渓の雰囲気がします。。。
滑床が1枚岩でステキー♪
 小さな小滝が。
 これは何処から流れ着いた残骸?
 小滝が出現。
 上にハタチガ沢林道が。
 苔の生息が素晴らしかったです。
 また小滝。
 枝沢の先には立派な階段が見える。。。
 堰堤が崩壊した残骸らしきものが現れる。
 んー、苔ってぃ♪
 ナメ滝。
枝沢。
先を詰めてみたくなる感じの渓相。
 いい小滝です。
しかし、あり得ない所に青ビニールが。。。
どうやってそこに??
折角の景観を損なう。
岩に模様がある。
この辺独特か?
 なだらかに標高を稼ぐので靴裏を濡らす程度の沢歩きができます。
枝沢が現れる。
ここがアカチガ沢か?
地図で確認するがまだまだ先である。
この渓相もそそるw
テープに落書きがw
林道が終点し、そろそろアカチガ沢が現れるはず。
 釜が綺麗。
こんないい沢なのに夏に遡行できないなんて残念過ぎる。
沢を詰めて右にカーブした所でアカチガ沢が現れた。
F1の滝がなかなかです。
 2段になっており、上は20mはあったでしょうか。
水量は少なめですが、糸のように流れ落ちるところが素敵でした。
このまま左斜面をアカチガ沢 左岸尾根でp677へ向かうつもりですが、見た目危なげな巻き道w
沢を徒渉し、右岸に取り付いてF1の滝を巻きます。
が、
これが思ったよりも危ないトラバースでした。
恒例の木の根っこ探し必死のトラバースです。
ここでロープ出すか??とも思いましたけどw
みんな慎重にトラバースし、滝の落ち口へ到達できた。

左岸にのる為に尾根を上がるが、しっかりした踏み跡があった。
無事に左岸尾根に辿り着いた。
 ヤセ尾根はこんな危なげな所も、下が空洞になってる??
いつまで持つかわからないですね。

そして、p677に到着できた。
 先週の土・日曜日にみなさんが供えた花がまだ、生き生きしていた。
yoko2さんがお線香を持って来てくれたのでお別れを告げた。
自分も今日の山行を無事に終える事をお祈りし、Mさんへ挨拶をした。

ここからはゴジラの背の尾根である。
ゴジラの背を登ってるみたいにup↑down↓
次はJピークを目指す。始終ヤセ尾根である。
いい尾根です。滑落したら危ないですけどw
Jピークに着いて一本。
と思いましたが、鍋嵐まで休憩する場所がないとの事なので、ここで昼休憩としました。
宮が瀬の景色を眺めながら、今日の天気は曇り☁の予報だったのに、晴れている☀☀☀

30分程度の休憩で鍋嵐を目指します。
ここからもヤセ尾根続き、UP↑down↓繰り返す。
すると鍋嵐に到着する。
鍋嵐 817m
 P719を経て熊ノ爪へ向かう。
赤テープの字が消えかかっている。
 熊ノ爪到着。
ここからは少し尾根が広くなったり、ヤセ尾根だったりとしてくる。
こんな広い尾根だと道迷いを起こしてしまう。
しっかり読図が必要である。
P617を示すこんなモノがあったり。
これじゃあ、ここがP617だと思ってしまう風な看板w
鹿柵沿いに歩いて岩のピークへ到着。
岩のピークから少し歩くと
壊れた祠があり。
ここからも下山出来る経路があります。
この尾根づたいに有刺鉄線の保護策が壊れて、刺さって危ないので歩行は注意が必要。
三角点のあるP617に到着。
ここへ来る前にrinnpaさんが倒木で塞がれた尾根を、木を切って通過しやすくしてくれた。
さすが。
つか、私ってば置いてちゃってスタスタ先に行っちゃったw
ごめん。。。友達なのに。

ここでみんなで集合写真をパチリ。
小休憩を取って、一気に下山をした。
途中の開けた場所では眺めがよい。
表の方へ向けると、何処がどこの山だか分からないw
日が傾き夕暮れが近いのを感じます。
ヤセ尾根
ここからは経路を辿って下山です。
無意味な道標。
落ち葉が凄かった。
テケテケ経路を下ると湖畔の側に降ります。
木が湖に沈んでいる。
木橋が外れている。
ハシゴや階段を通過し、沢に出合う。
この沢は詰めたらどこ行くのかな?
遡行したくなる渓相でした。
ここでの眺めがとても良いです。
湖畔沿いに踏み跡を辿る。
少し崩壊気味なので滑らないように注意必要。

木橋が完全に流されている。
ここを越えたら林道へ出ます。
しばらく歩いて土山峠へ戻ります。
無事山行終了!
おつかれさまでした♪
今日のルート、さすがの先輩です。
とってもいい尾根歩きが出来ました。
そして、お誘いした方々にお会い出来て嬉しかったです。
また、みなさんとご一緒出来るのを楽しみにしております。

今回、アキレス腱炎がまた再発した。
痛かったが、準備運動かかさなかったからいくらか良かった。
クセにならぬように気をつけたい。

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