フローズン・タイム / CASHBACK
2006年 イギリス映画監督:ショーン・エリス
出演:ショーン・ビガースタッフ、エミリア・フォックス、ショーン・エヴァンス、ミシェル・ライアン
公開当時から気になっていた作品を、ようやくレンタルで観たんですが、
なんともロマンチックな内容で!素敵な映像美にヤられた作品でした。
失恋の痛手に立ち直れない画家志望の青年が不眠症に陥ってしまう。
起きている時間が8時間増えた彼は、深夜のスーパーマーケットでバイトを始める。
ダメダメ人間の集まりの夜間スタッフは、バカなイタズラばかりして時間を潰すコンビと、ブルースリーおたく。時間に恐怖を感じて時計を見れないレジスタッフの女性が働いていた。
ある時、不眠症の限界に達した青年は、彼の周囲の時間が完全にフリーズした世界で自分は自由になれることを体験する。
そこで彼は誰にも気付かれることなく、思いのままに美しい女性たちをデッサンしてゆく。
ふとした瞬間にレジスタッフの彼女の横顔に釘付けになり、彼女に思いを馳せる。
彼女との仲がうまく行きかけていたが彼女を失望させてしまう。
そして、時が経って彼が開いた個展に招待される彼女が見た作品は美に溢れた作品でした。
邦題と原題、全然違うし。。。
劇中で使われている曲にBANG GANGの曲が使用。
この映画がこんなにもロマンチックだなんて想像してなかったので、予想以上にいい映画でした。
監督はファッション・フォトグラファーとして活躍しており、彼が2004年に手掛けてその年のアカデミー賞にもノミネートされた短編作品を長編にしたもの。
フォトグラファーだから?なのか、カメラワークとか彩りとか、映像も綺麗だし美しく見える角度と印象的に見える顔とか行動とか。
そうゆう出来事をスローで表現してるところや、いつまで経っても薄れない美しい記憶の再現とか。
作品としてのその瞬間を撮るプロが映画撮ると、こんな感じなのか?って思ってしまうほど。
これは、良い作品で大好きな映画のひとつになりました。
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