冬のジョウゴ沢

ずっといつかアイスクライミングをしてみたかった。
念願叶って、八ヶ岳のジョウゴ沢へ山の仲間と行ってきた。

前夜、海老名駅で集合し、道の駅小淵沢にて車中泊。朝は5時半には駐車場を後にした。
美農戸口の駐車場でチェーンを付けて赤岳山荘の駐車場へ。沢山の車が止まっていた。
駐車場料金は１０００円。結構お高いｗ
すでに支度をしている人もチラホラ。アイスバイルを持ってる人が多い。
流石アイスで人気の場所だ。

我々も支度をしてサッサと歩き出します。
今日のメンバーはSさん、Fさん、Oさんの4人でジョウゴ沢へ向かう。
本当はストレッチしたいのだが相変わらずいつも出来ないまま出発となる。。。

赤岳鉱泉まで登山道を歩く。

堰堤広場まで結構歩いたなぁと感じる。
雪がサラサラで意外と滑ったり、雪道に慣れない私は地味な登りで若干お疲れモード。
堰堤広場で小休止し、再び沢沿いをてくてく歩く。

北沢沿いを歩く登山道は雪がこんもり沢を隠し気味。夏に歩きたくなるナメが良さそうだが、この寒さで沢を見てるとどうにも寒そうでたまらない。

真っ白に雪化粧した樹林帯は別世界。サラサラな雪が楽しい。でも、雪がチラチラ降り、寒い。太陽も出ない空。

地味な登りを繰り返し、下山する人と何人かすれ違う。
もしくは同じ場所へ向かう人も多い。歩くの遅い私は抜かされまくりだ。
まだ着かないか？と逸る気持ちを抑える。
赤岳鉱泉に着くとアイゼンとハーネスを付けることにする。
風雪が寒くてたまらない。
有名なアイスキャンディでは5人ほどアイスクライミングをしていた。
ここで、大変な失敗に気付く。

ハーネスを忘れた。

。。。。

アホ過ぎでしょｗ
気合入り過ぎて忘れたか。。。？
今までも意外と何かしら忘れものがあるので荷物チェックリストを作るようにしようと思った。

 

赤岳鉱泉から一般登山道を外れ沢沿いのトラバースを続けると見えてきた凍った滝が。
ジョウゴ沢のF1。10～15分程度で到着しただろうか。
１パーティがトップロープで登っていた。

凍った滝を目の前に、いよいよ始まりです。
まず、 アイスバイルの使い方から登り方、足の置き方。
初歩的な事をしっかりやり、実際に登ってみる。しっかりバイルがかかる。

登ってる最中は恐怖は感じないが、ロワーダウンでちょっと恐怖。
アイゼン付けて下降したことないからｗ
続いてF2へ向かう。
F2まで曖昧なトレース。あんなに人が入ってるはずなのに？？
と、思うと風雪のせいでトレースを消していたよう。意図も簡単にトレース消えるのねｗｗ

F2はすでに数人が登攀していた。左側の優しいルートはトップロープをはられてしまったので右側から登攀する。
シングルでロープを結びセカンドで登攀する。手袋をはめたままの操作のしにくさは練習が必要だ。

写真のロープのラインを登攀したが、結構滝が立っており、中間支点の所で登れなくてロワーダウン。。。
足のスタンスが細かく、立ち込めなかった。左に進路を取るにも私の頭の中では打ち込む場所が「?????」状態。
バイルが決まっても体を引き上げる力がモタモタしてたら無くなり、、、再度バイル刺すも力が入らないｗｗｗ。
登れない～。
Fさんに助けてもらって下降し、敗北。。。
風は吹き荒れ寒い。私の心も登れなくて寒さが吹き抜けた。。。
その後、アイススクリューの打ち方使い方を教えてもらう。
どんな氷に打つべきか。。。クルクルクルクル。。。。これ、やりたかったぁｗｗｗ
Sさん、Fさんが滝上まで行ってF2を後にした。

この日F2では沢山の人が登ってはすぐ去ったｗｗｗ
寒いからだろうか？　
上に行きたかったなぁと今思えば恋しい気持ちだが、その時は寒い事しか頭に無かった。
頭の中で出てくることは温泉ばかりだったｗ

帰りは堰堤広場でV字スレッドの研究をしてから下山となった。
物凄い寒かったけど研究をする。より良い使い方をマスターする。
雪山では素早い行動が重要。


厳しい寒さも経験できたのはよかった。
アイスも事前に手の振り方。足の置き方、技術本を読んでいる方が理解が早いと感じる。
しかし、実際の体の動きはなかなか上手く行かない事も多いが次に繋げて行きたい。
今回はOさんにハーネスを借りてしまって申し訳なかった。
あとは手袋とバラクラバ。
改良が必要と、ウェアリングも改良が必要だと感じた。