玄倉川水系 小川谷廊下

 この日、念願の小川谷廊下への遡行が実現した。
何度も延期となって同行をお願いしていたtetuJA11さんと行って来た。

天候は雲っていたけどまずまずの気温とお天気。
昼時には晴れの予報なので太陽がサンサンとするのを願って新松田駅まで向かう。
まぁ、いつものマヌケっぷり炸裂させて財布を持ってくるのを忘れて
待ち合わせ時間に大遅刻。
あぁ、ごめんなさい。ごめんなさい。

とりあえず合流が出来たので、玄倉へ向かうのであった。
玄倉林道は今年11月には開通予定だそうだが、中ノ沢林道へは通行止め。
こんな倒木が道を塞いでる。
レッコ水が林道を川にしちゃってたり。
アクアステルス履いてるから気にしない。気にしない。
本来は穴ノ平橋まで車で入れれば沢へのアプローチ0分ですが、
今回は林道歩いて30分です。
歩いてたら暑くなったし疲れた訳である。
てつさんが「ヒョイと林道を外れて踏み跡のしっかりした経路を進み急降下し、
ゴボウで降り立った場所はもう小川谷の入口でした。
そしてF1の滝が現れる。
いきなり膝くらいまで濡れるが右側を登る。
階段状になってるので登りやすい。
すぐにF2が登場。
CSのF2は左からだとシャワークライムになるので右から行きます。
残置スリングを掴んで体を引き上げて右手で大岩をついて登る。
ヒョイっと登ってゆくてつさんのお手本を見てやってみるが全然出来ないw
ここで、お助けロープ出してもらってなんとか登った。
のっけからヘタレっぷりを披露である。
ここを越えたら素敵な渓相が広がる。
この綺麗さ、感動ものである。
丹沢にこんなとこがあったか!
そしてF3は右から巻く。
ここで安全のためアッセンダーを装着。
初めて使用した。ゴボウで登る。
アッセンダーとはなんと楽な事か!
飽きのこない滝の出現と綺麗さ。
水のブルーさに癒される。
 左から慎重に登る。
 太陽が出ていて明るくなる。
巨岩が多い小川谷は丹沢とは思えぬ雰囲気である。
上から見下ろすと水の綺麗さがよくわかる。
 ゴルジュ、落ち葉があってそれも風情なり。


スラブ状ゴルジュを越えて。
名物のつるつる大岩が登場。
 ここは右側が容易に越えられるが、前は埋まっており通過出来なかったため、
つるつる大岩を乗り越えたそうな。
埋まってしまった釜。
苔の位置が、先日の水量の多さを物語ってたり。
左から簾状の滝がお目見え。
 そして石棚ゴルジュに到着。
 
 このブルーさ!そして、釜の深さ。
真夏ならうきわ持参で入りたいところ。
 F9は右からへつるそうだが、濡れるので左から。
左に残置スリングあり、それを使って横にトラバースしてクリアした。

てつさんが1本ハーケンを打ってくれましたが待ち時間の間にすっかり寒くなってしまった訳ですw
  F9の上から見下ろす景色もまた格別。
しかし、ゆっくり見てる暇なく、寒くて太陽を求める。

 上に行くと太陽が出てきた。日射しにあたるとまた、美しい。
しばし、日光浴。
 
 日射しのさす石棚ゴルジュ。振り返って撮影。
そして石棚。
ここは左から高巻く。しかし、巻きの場所も倒木で荒れてた。
 ぐしゃぐしゃ。
ここもゴボウで登るが、途中、木がザックにどうしてもひっかかり砂だらけになる。

 スタンスに砂がモッサリ乗っていて、滑るし、落ちそうになる。
注意が必要である。
 石棚を越えたらまた、綺麗な渓相が広がった。
 この、ブルーさ!そして、泡が浮いてきてる所がなんかたまりません。
小川谷サイコー!!


 3つ流れてるし。
 イイヨ。
たまらないヨ。
 そして、名物の壊れた堰堤。
 堰堤の前の最後の滝。
右から登攀するみたいだが、結構難しいっぽい。
左から巻く。
 遺跡みたい。
 くぐりまーす。

すると、ゴーロ帯へ出た。
これで小川谷遡行は終了である。
 しばらくゴーロ歩いて中ノ沢経路にて下山、尾根に上がる手前に山葵棚があった。
 特に薮を漕ぐわけでもなく、ちょっぴり登れば中ノ沢経路だ。
あとは慎重に下るだけ。倒木がジャマしてる場所あったりなので注意が必要。
 林道をてくてく歩いて戻った。
小川谷、また行きたくなる。だから人気のある沢なのでしょう。
アプローチもなく、詰めも無い。
そしてこんな綺麗で適度な長さで日帰り出来て、滝も登攀も飽きのこない程度で出現。
丹沢の秘境に魅せられた一日でした。
来年は是非、真夏に行きたいものです。

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