中川水系 モロクボ沢
西丹沢の沢で一番行きたい沢に相棒くんと行って来た。
まさに、いやし渓。でしたw
西丹沢自然教室に到着すると、珍しく教室が閉まっているw
おいおいおい。
トイレは?
どうやら盆休みだったよう?でも、下山したら開いてたから寝坊か?
神奈川県警のパトカーが止まっていた。
とにかく今朝は開いてなかったのでトイレ出来なかったので、何気ない顔でキャンプ場のトイレを拝借w
この日は盆休みでキャンプ客が多くて、いつも閑散とした西丹沢とは思えない程の賑やかさでした。
林道を歩いていて暑くてへこたれる。
やっと用木沢出合ゲートだよw
旧白石キャンプ場まで徒歩で向かいます。
そこから静かなもので旧白石キャンプ場に到着。
そして、ここで地形図を車に忘れて来た事を思い出します!
はい、マヌケ炸裂です。
ここで沢支度を済ませます。
やまびこ橋を渡り、2つ目の堰堤から入渓します。
入渓付近でソロの男性に出会いました。
話かけたら、男性は水晶沢へ行かれるとの事。
「おきをつけて」と挨拶を交わした。
後で気づいた事なのだがこの男性がバリエーションされる方で、
ブログも拝見させていただいてたshiroさんだったのでした!
さっそく水に入ってはしゃぐ相棒くん。
私も水の冷たさが足に伝わって、ひんやりクール。
あぁ、涼しや〜。
はやしゃぎながらも遡行を開始します。
花崗岩の岩が水ノ綺麗さを透き通らせて、いやし渓。
順調に遡行を楽しみます。
釣り人にも出会う。
少し行った所でドドドドっと、大きな音がして、モロクボ大滝が見えてきました。
shiroさん写ってるw
モロクボ沢F1の大滝の雄大さに圧倒されつつ、大喜び。
ものすごい水量である。
人が立ってるとそのデカさがよくわかるね。
釜もデカイ。
滝の斜面にカラスアゲハがいた。
さて、この大滝は私が一番心配していた右岸から高巻きします。
右岸のチムニーの岩を登るのですが、女性の私では届かないw
エイヤっと体を上げて行けば問題も無く登れますが。
一応、お助けロープが垂れてはいますが、伸びるのであんまりアテにしない方がいいかもです。
一応、怖いので手に巻き付けて登ります。
なんとか登る事ができ、登るとすぐ大滝の落ち口にでました。
大滝の上はすぐF2の滝が目の前に広がります。
相棒くんはさっそく遊ぶ。
その先はナメ、ナメ、ナメ、ナメの連続♪
ナメ寝①
相棒くんもナメ寝。
深い釜をもつナメ滝
釜に入る。
釜の中撮影してみる。
楽しくて仕方ないwww
すっかりびしょ濡れになりながら遡行を続けます。
いいねぇ。
たのしくてたまりません。
また、ザックを置いて遊びます。
相棒くんを寝かせます。
そろそろ水晶沢との出合を通過し、水量も少なくなってきます。
苔むしたゴーロ歩きも気持がよい。
ヤマヒキカエルが居た。
沢をあるくと小さな枝沢がちょこちょこ出てきますが、ナメもまだまだ終わらず、
ナメでは大はしゃぎ。
いい渓相で、気持よい。
沢を詰めて水量がうんと少なくなり苔むして来た所で左に進路を取って尾根へ出る為取り付き口を探しますが。
遡行図によると熊笹のある場所から登るとあったので、少し登ってみると踏み後がある。
昨日あたり誰かが歩いたようだ。
踏み後もしっかりあったので、間違いないのだろうと尾根をあがるが。
腐葉土の斜面でグズグズw
滑り落ちそうになりながら必死に掴まるものを探して上を目指す。
これでいいのか?と疑問もありながらw
途中はスズメバチが警戒して周りをブンブン飛び交っている。
スズメバチを気にする余裕ないので必死に登る。
しかし、ここから先がヒーヒーする急登。あげくに死ぬかも?と思いながらの
登りになるとは知らずに詰め上げる我々w
なんとか木に掴まったり、根っこ掴んだりで泥だらけになりながら登ると、
踏み後がまだある。
左と右と、歩けそうな踏み後があり、我々は左に行った。
右じゃないのかな?とも思ったが、
相棒くんはすでに左に行ってたのでw着いて行くと、鹿の踏み後。
どうやら獣道だったみたい。
そして、現在位置がわからなくなったのでGPSのログを確認しようとiPhoneを見ると、マッシロw
がーん。
なんか、ログがおかしくなってる??? 現在位置を把握出来ない。
さて、困った。
何処にいるかわからん。
だいたいの想像はつくけど。
とりあえず上を目指せば登山道に出るはずなので、
進むしかないので、稜線かな?と思う上を目指す。
グズグズの急斜面を登り、尾根っぽい所に出た!
と、思ったら、ここどこ?
サッパリ現在位置が分からないのである。しかも、現在位置も探せない場所。
周りの景色がないw
うーん。
いよいよヤバい?
でも、ここを行くしか無い。
もしかしたらこんなにはっきりした尾根筋なら、バリエーションかも?
と、先を進んでみたら、なんと!
白ザレた、谷底へ落ちそうなくらいの道。
これ完璧、鹿さんルートじゃないか!
私たちは最後の詰めを間違えたのだ!って、ここで気づいた訳じゃないけどww
でも、戻るって言っても危険な場所を通過したので戻るに戻れないw
先の道は、白ザレた所に大きなどっしりした朽ちた倒木が横たわり、
その横から登れそうだが、なんせ白ザレてる。足下はグズグズだ。
間違いなく滑落ポイント。
うわー、ワタシ遭難?死ぬかも?と、思い始める。
まぁ、すでに遭難してるけどねw
色々チャレンジしてみたが無理で、倒木に掴まりながらなんとかその場をよつんばいで通過したw
しかし、その先も気が抜けず。
相変わらずスズメバチも周りを飛び交う。
刺すつもりなのか?警戒してるつもりで飛んでるのか?
煩いけど、構うと刺されるので無視。
そんな事より今は藁をも掴む気分だ。
私たちは泥だらけになり、安定した場所に出たものの、やっぱり一般登山道ではない。
んーー?
現在位置がまったく把握できず。どこじゃー?
先へ進むしかないのでグズグズの腐葉土の斜面をまた登る。
上を見ると一般登山道らしき感じがするw (何度目?)
心も折れた私は、ヒィヒィしながら登り、なんとか畦が丸と善六山の間の一般登山道に出た!
やったー! 生きててよかった!
死にそうな思いをすると生きてるって素晴らしいと思ってしまうのは何故だろう?
とりあえず一安心して、善六ノタワの手前のベンチで遅くなった昼食を取った。
沢装備も解除して。もう、ズボンもドロンコだった。
ここからは西沢出合まで下山となるが、途中の尾根が節々で以前と様変わりしていた。
橋が無かったり、尾根が崩壊してたり、沢も土砂や岩が多くあれてたり、
岩がザレてた場所では白ザレの砂がビッシリ広がってたりw
台風の被害がスゴかったんだなぁと思いました。
そして、無事に教室前に到着。
今回も最後の詰めが綺麗に詰める事が出来なかった。
前回の葛葉川の時もそうだが。
もっと、高巻きの見極めを身につけないとね。
モロクボ沢はすごくいい沢でいやし渓。
デート沢って感じでしょうか?w
また、涼みに行きたいと思います。
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