神ノ川で旅立ちのキャンプ!


山の仲間から借りていた物を返却する予定を兼ねて、「焚火キャンプしましょう。」と、誘っていた。
来月、尾瀬の小屋で働くことになっている。人生一度は経験してみたかった山での生活をしに行くのです。。今回、SさんとOさんが私の壮行会を開いてくださいました。

午後に待ち合わせをして神ノ川でキャンプすることにした。
広河原へ到着するとマキは豊富でタープの設置もしやすかった。
私はマキ集め。マキはすぐ沢山集まった。 早速焚火の開始。よく枯れた流木が多くすぐ火が付いた。
私が浮雲へ入った時に教えてもらった焚火パン。これを今日はOさんが用意してくれた。
どうやら2次醗酵の調整がなかなか難しそうですw
何本か焚火パン用の木を拾う。少し長めがいいとのこと。パン生地をまきつけて焚火の側に置いておく。やりたかった焚火パンにワクワクしながら、私はスープ作りに取り掛かる。
今日はパンに合うようにとミネストローネ。
焚火パンの火加減調整はなかなか難しく、うっかりしてると丸焦げになる。表面は少し焦げても、それもまたいいスパイスです。
ほら、こんな感じ。
美味しそう!
つまんでみると意外と焼けてない場所もあり、ホットケーキみたいな感じ。でも、美味しい。

各自食材を適当に持ってきましょう。と、決めたけれど、意外と食材があってお腹一杯になった。
いつもの雰囲気と空間、話、これからの浮雲の予定。
私は参加できないけれど、Sさんは私の休みに合わせて尾瀬の行きたい沢があるから行きましょう。と、言ってくれた。
日が暮れて来たけれどヘッデンを付ける程の暗闇にはならなかった。
初夏を感じた。
火を見ていると落ち着く。気を静めてくれる効果があるから?
よく燃える流木は、沢山集めたけどいつの間にかどんどん減っていた。
夜が深まり、いつの間にか沢山マキを燃やしていた。
気が付けば時間もかなり進んでいた。
夜空は満月が出ていたようで、時折月明かりで広河原が照らされ明るかった。
いつもの渓泊となると水の音と深い闇の中眠るイメージですが、この日のキャンプは闇は感じず明るい渓泊だと感じて眠りに付いた。夜はそこまで冷えず、快適な眠りだった。
 
翌朝一番に起きたのはSさんで、起き上がると焚火を燃やしていた。
朝はコンソメスープを昨日の残りのウィンナーとヤングコーンを入れて作った。
そしてキャンプは終わりを告げ、片付けをし始める。
陽がどんどん昇って気温が少しずつ暖かくなって来ていた。 荷をまとめ広河原を後にした。
林道ではガクウツギ、ヒメウツギ、藤棚が咲いていた。
朝日が昇って陽射しが強い。初夏の陽射しを感じながら、車へ戻った。

帰りは大きな樅ノ木のある場所へ訪れた。以前、釣りでこの登山道へ入ったことがあった。
私が初めてヤマメを釣った場所。
大きな樅ノ木が多く、強い日差しを遮る森の中はヒンヤリとして気持ちよかった。
上ばかりを見ていると足元危ないけど、思わず上ばかり見てしまうくらい。
樅ノ木が多い登山道で大きな大きな樅ノ木に辿り着いた。
新緑が碧く茂った大木を見上げ、癒されて帰路となった。

私は5年前、単独で山歩きを始めました。
始めた頃は単独が楽しかったけれども。 一人で歩いてた時よりも今、こうして浮雲に入って仲間との山行を重ねて、苦楽を共有できる仲間が居る楽しさや嬉しさの大切さに気付いた。
そして、そうゆう楽しみ方もあるんだって事も気付いた。
登山なんて趣味ですから人それぞれ楽しみ方はあると思います。何を重点とし、山と向き合うかも様々です。私はこうして自らアクションを起こし、選んだ道筋を歩き続けたいと思っています。
てくてく山へ。

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