アイガー北壁 / Nordwand

2008年 ドイツ/オーストリア/スイス
監督: フィリップ・シュテルツェル
出演: ベンノ・フユルマン、ヨハンナ・ヴォカレク、フロリアン・ルーカス

今日は友達が「映画に行こう」と誘ってくれたので映画館に久々に行ってきた。場所は新宿。最近気になってて見たかった映画の1つだった。

1930年代、ヨーロッパ最後の難所と呼ばれた「殺人の壁」アイガー北壁。このアルプス登攀史上最大の事件と呼ばれた実話を映画化。

1936年ベルリン・オリンピック開催直前のドイツ。ナチス政府は前人未到のアルプス、アイガー北壁のドイツ人初登攀を達成を強く望み、国家の優位性を示すべく成功者には金メダルの授与を約束する。そんな世間の盛り上がりに少し戸惑う山岳猟兵のトニーとアンディも、「殺人の壁」と恐れられたアイガー北壁の登攀に挑戦する。各国の登山家がアイガー北壁への挑戦を目指す。
山麓には期待を膨らませた記者や見物客が押し寄せ、彼等の命を懸けた登攀を見守るが・・・。

この映画は観ていて始終ハラハラドキドキしながら物語から目が離せなかった。自分はボルダリングとクライミングを経験した事があったから、余計その登る事の辛さを感じてハラハラドキドキ・・。
撮影クルーも大変だったろうけどこの臨場感はリアルに感じれました。
トニーの慎重さがもと強く出ていたら・・。
あの時、「ザイルを残しておけば・・・!!」
なんて思ったり、手袋が落ちてしまった瞬間も、「大変だ!!」と、寒そう&痛そうと感じました。
必死で岩を掴むアンディ。
体力がなくて岩を掴めないあの、もどかしさ・・。
「わかります」
私もさっきは数メートル登れたのにたった2時間で1メートルも登れなくなってる事実にビックリしたことがあります。やはり、現代だったら助かっていたんでしょうか?
トニーがあそこまで降りてきたのに、結局短くて助けられずに宙吊りのままって・・。
目と鼻の先に愛しき人がいるというのに手が届かない。せつな過ぎる。
そもそも、落石で頭強打し、流血してるにも関わらず、トニーとアンディの後を付いて来たオーストラリアの登山家が元凶な気がしますが・・・?w
昔の人は初登頂とかにこだわりますよね。
そういう時代だから仕方無いのかも知れないけれど、山は山であって、我々は山に自然に従うしかない。
自分も山登りは気をつけようと改めて思った映画でもありました。
誰かが悲しむ思いはして欲しくないです。

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