NICO / Chelsea Girl

1967年作品 ニコのソロファースト。
Velvet Undergroundのファーストで、気だるい魅力的な声を披露していたニコは、1938年10月16日にドイツのケルンで生まれた。父親は、トルコの血を半分ひいていたそうで、裕福な家庭だったが、戦争でナチスに従事し、頭を負傷、精神障害が原因で軍に射殺された。
このアルバムには、Bob dylan、Lou reed、John cale、Jackson browne・Tim hardin等、錚々たるメンバーが曲を提供している。
特に、ディランが「彼女のために」と、提供した曲、「I'llkepp it with mine」は、彼女の声と優しく悲しげなギターが交じり合う、良い曲。
ニコは1988年7月18日にスペインのイビサ島で、アラン・ドロンとの間に生まれた息子のアリと休日を過ごしている間、街までハッシッシを買いに自転車で出かけた際に、脳出血を起こしそのまま死亡。行き倒れになったニコは、島中の病院をたらいまわしにされたらしい。
アラン・ドロンは、生涯、息子を認知をしようとしなかった。
なんて悲しい、ドラッグでボロボロな人生なんだろうか。

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